土蔵再生

Wakaho/NAGANO/2003

  長野市郊外の南東部、市街化調整区域内の既存集落。計画建物は昭和初期に建てられた土蔵の屋根、壁の修繕である。5×2.5間(9100×4550mm)といった大きさは、このあたりの土蔵としては結構大きく立派なものである。施工にあたっては、屋根や壁のゆがみを下地にて調整し、仕上げでは細部の納まりに細心の注意を払うよう心がけた。
   具体的には窓や扉廻りの縁取りの寸法と配色、更に腰壁のデザインは土蔵をひきたたせる重要なポイントとなる。材料の選定も合わせて左官職人の技術が融合し、今ここに新たな息吹が吹き込まれた

DATE
所在地:長野県長野市若穂

主要用途:土蔵
設計/施工:やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
構造/工法:木造在来軸組工法
改修面積:91.10 m2(27.56坪)
竣工:2003.12

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