若宮八幡宮鳥居

Wakaho/NAGANO/2014

  長野市郊外の南東部。のどかな集落の山裾に祭られている若宮八幡宮。その起源は元禄十年(1697年)に伝えられていたと文献に記されている。現在の葛巻山裾に祠が安置されたのは大正八年(1919年)、その後も村民有志により現在まで続いている。

  昨年、平成二十五年の八月に約二十年の歳月が経つ鳥居が倒壊し、二十一名の講中で協議し、建設委員会を立ち上げ新鳥居の建設計画が始まった。鳥居建設にあたっては、講中の一員である当社に依頼を頂き、以前は杉材であったが耐久性を考慮し桧材での築造となった。鳥居建設と合わせて、「若宮八幡宮」の由緒・沿革を後世に残すために案内板(ヒバ材)の設置も合わせて計画された。

 平成二十六年十一月十六日に例祭及び新鳥居・案内板の完成記念祭が行われ、祭事にあたっては小出伝統の神楽による「獅子舞」が披露され盛大に挙行された。

 戦前は出征兵士の武運長久を願い、現在は家内繁盛・交通安全・合格祈願・豊作祈願にと篤い信仰を寄せている。


DATE
所在地:
長野市若穂

主要用途:鳥居・案内板

設計/施工:やま秀 田中建設 + 建築工房 アーキクラフト
材種/:ヒノキ・ヒバ

竣工:2014.

〒381-0103

長野県長野市若穂川田531

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